倉敷市寿町のお客様が『蔵の美本店』に来店され買取致しました。
以前、出張買取をさせて頂いたお客様がお父様の遺品整理の一部で人間国宝の『松井康成』の花瓶を査定してほしいと、ご来店いただきました。
査定金額にもご納得いただき買取をさせて頂き、大変喜んでいただけました。
遺品整理、家の片付けの途中なので、またご来店いただける、とのことででした。
♦松井康成
松井康成(1927-2003)は長野県に生まれ、茨城県笠間市の月崇寺に窯を築きました。日本をはじめ、中国・朝鮮半島の古陶磁を幅広く研究するなかで、異なった色の土をおりまぜて模様を表現する「練上(ねりあげ)」と呼ばれる技法と出会い、生涯にわたりこの技術を追求しました。呈色剤や釉薬の試行錯誤を繰り返し、その研究の成果によって、〈象裂〉〈堆瓷〉〈晴白〉など、様々な技法を新たに開発し、1993年には重要無形文化財「練上手」保持者(人間国宝)に認定されました。