先日、買取させて頂きました、岡山の陶芸家、藤原啓先生をご紹介させて頂きます。
◆人間国宝 藤原啓(ふじわら けい)
・藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ入られました。
・三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、
1941年からは備前焼一人目の人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学びました。
・作品制作にあたっては鎌倉・室町期の古備前の雑器に見られる素朴さや豪放さに憧れ、
技術に頼らない豪放磊落かつ単純明快な作風を確立されました。
・詩人を目指していた若い頃に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。
・1954年には備前焼二人目の国指定重要文化財保持者となり、1958年には日本工芸会理事に就任されました。
・1977年に長男藤原 雄先生と共に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
・主な受賞歴/岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞