倉敷市中庄のお客様宅に出張買取を致しました。
ご依頼いただいた方のご実家を訪問させて頂きまして、抹茶の道具、茶碗,棗,茶杓,建水,香合,茶釜,蓋置,を査定し買取致しました。
お客様のご実家にお伺いすると、お母様が生前趣味でされていたお茶の道具が沢山あり中でもお茶を入れる『棗』が沢山ありまして一つ一つ中を確認した所『十二代中村宗哲』先生の作品もあり、痛みが無く状態も良かったでしたので高額評価させて頂き、買取価格にも納得して頂き喜んで頂きました。
■中村宗哲(なかむら そうてつ)
十二代宗哲(1932年~2005年、名:弘子)
十一代長女。兄たちが家職を継がなかったため、家職継承者に指名される。1955年(昭和30年)京都市立芸術大学工芸科卒。1986年(昭和61年)に千家への出仕を許され、女性として初めて正式に千家十職当主として認められた人物となる。茶道具以外にも多数の漆器を製作し、工芸家としての評価も高かった。心筋梗塞により急逝。実娘、長女は金属彫刻作家、次女は漆芸家(十三代宗哲)、三女は陶芸家(四代諏訪蘇山)。
代表作に而妙斎好・吉祥松溜雪吹・春野旅箪笥など。