倉敷市真備のお客様が『蔵の美本店』に来店され店頭買取致しました。
遺品の整理で処分をする事になり、携帯電話の検索で蔵の美を調べて蔵の美本店までお越しいただき、抹茶道具,茶碗,建水,茶杓,香合,茶入,棗を査定,鑑定しました。
抹茶を長くさせてたみたいで、備前焼の茶碗,人間国宝『伊勢崎淳』、棗で塗師『一后一兆』と言った先生方作品が多数ありました。
査定にご納得頂き買取もさせて頂きました。ありがとうございました‼
◆伊勢崎淳(いせざき じゅん)
1936- 昭和後期-平成時代の陶芸家
岡山県出身。本名は惇(あつし)
昭和11年2月20日生まれ
伊勢崎陽山の次男
岡山大卒業後,岡山県指定重要無形文化財保持者の父のもとで作陶生活にはいる
昭和36年兄満(みつる)とともに半地下式窖窯(あながま)の復元をこころみる
伝統的な茶陶から斬新な造形・陶壁と幅広い制作活動をおこなう
日本工芸会理事
平成16年備前焼で人間国宝
◆一后一兆(いちご いっちょう)
1898年 石川県生まれ。
皇太子美智子妃(現皇后陛下)「水蒔絵硯箱」御買上
五十五年度輪島市勢功労者
一后一兆は、石川県に生まれ、輪島塗の名人であり最高峰の蒔絵師として評価されている。
その素性はあまり知られおらず、また市場に出回る作品も少なく、現在でも茶道具は高値で取引されている。特に棗は評価が高い。
蒔絵の世界に憧れて修行を重ね、日展などに数多く入選している。
独特の色彩感覚と他の絵師には無い大胆さ、構図力を持ち日本最高峰の蒔絵師と称されている。
特に棗に秀作を多く残しており、千家宗匠の書付認定塗師として高い評価を受けている