高梁市まで出張査定にお伺いし備前焼,徳利,中村六郎,を査定し買取いたしました。
お客様が若いころ、中村六郎先生と交流があり良くお家に行った時にもらった一品で『沢山あるから少しずつでも処分していかないといけないけどね~…』と言われ、箱はありませんでしたが査定させて頂いた所、価格に非常に喜んで頂きました。中村六郎先生は、数多存在する名人上手と言われる陶芸家の中でも「酒器の神様」と呼ばれるほど徳利,ぐい吞み,が人気です。
蔵の美では、査定,見積,だけでも大丈夫ですのでご気軽にお問い合わせください‼
◆中村 六郎(なかむら ろくろう)
中村六郎は岡山県備前市に生まれ、父親が金重陶陽らの作家たちと親しく、その影響で陶芸家を志す。終戦までは会社勤めをするが、31歳の時に備前焼で初めて重要無形文化財保持者となった金重陶陽に師事しました。修行中に備前の観音土の特性を徹底的に覚え、窯造りや登り窯の窯焚きを学び1961年に独立、「六郎窯」を築窯しました。粘り気のある土の良さを最大限に生かした徳利は轆轤で成形され、野性味溢れる作風で「酒器の名手」と謳われました。
また、北大路魯山人が金重陶陽宅に来訪時には、藤原啓、山本陶秀らと共に、その技術を学び影響を受けたと言われている。
1914年 岡山県生まれ
1945年 金重陶陽に師事
1961年 「六郎窯」を築窯
1986年 伝統工芸士認定
1989年 勲七等青色桐葉章受章
2004年 逝去