今日は以前に岡山市吉備津より沢山の買取させて頂きました中の一点をご紹介させて頂きます。
◆大野昭和斎(おおの しょうわさい)人間国宝
岡山県出身。本名は片岡誠喜男(せきお)。父で指物師の片岡斎三郎に14歳で師事、指物や象嵌を修行する。23歳のころ文人画家柚木玉邨(ゆのきぎょくそん)に師事、絵画を習い昭和斎と命名される。作品には桑を好む。桑のほかに欅、柿、黄楊木、肥松(こえまつ)も使う。指物・象嵌の技術に優れ、作品は箱や文机、卓、飾り棚、小箪笥、盛器、香盆、菓子鉢などを作り、箱の四方の直線に線象嵌を用いて指物独特の直線の美しさを見せる。
1912年 岡山県総社市生まれ
1935年 柚木玉邨に昭和斎の号をもらう。
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞
1977年 岡山県重要無形文化財木工芸「指物・刳物・象嵌」に指定される
1984年 重要無形文化財「木工芸」保持者に認定
1987年 勲四等旭日小綬章
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