先日の浅口市鴨方町より沢山の買取させて頂きました中の一点を今日はご紹介させて頂きます。
◆金谷五郎三郎〔五良三郎〕(かなや ごろうさぶろう)
江戸時代の鋳金工。鉄釜などをつくり,代々同名を世襲した。初世(1581‐1668)は豊臣家の武人安藤氏の子で,鉄に対する独自の錆付法(着色法)を開発して〈五郎三色〉といわれ,世人に賞玩された。3世は茶器および書院の諸道具の製作で知られ,5世は新案の才があり,7世より工房による工業的な生産を行うようになった。9世より金家を金谷と改めた。12世は安永年間(1772‐81)に緋色銅を発明して,以後これを秘伝とした。
初代 金屋五良三郎(道円) 1581(天正9)年~1668(寛文8)年
2代 金屋五良三郎(日随) 生年不詳~1716(享保元)年
3代 金屋五良三郎(即円) 生年不詳~1778(安永7)年
4代 金屋五良三郎(円心) 生年不詳~1771(明和8)年
5代 金屋五良三郎(一良) 生年不詳~1816(文化13)年
6代 金屋五良三郎(宗円) 生年不詳~1824(文政7)年
7代 金屋五良三郎(一乗) 生年不詳~1847(弘化4)年
8代 金屋五良三郎(日円) 生年不詳~1873(明治6)年
9代 金谷五良三郎(良器) 生年不詳~1889(明治22)年
10代 金谷五良三郎(日祐) 生年不詳~1901(明治34)年
11代 金谷五良三郎(道器) 生年不詳~1928(昭和3)年
12代 金谷五良三郎(常行) 生年不詳~1946(昭和21)年
13代 金谷五良三郎(作善) 生没年不詳
14代 金谷五良三郎(鷹司) 1932(昭和7)年生
14代金谷五良三郎は13代金谷五良三郎の長男として生まれました。
1989(平成元)年、14代金谷五良三郎を襲名しました。
15代 金谷五良三郎 1940(昭和15)年生
15代金谷五良三郎は13代金谷五良三郎の子として京都に生まれました。
2005(平成17)年、15代金谷五良三郎を襲名しました。
2006(平成18)年、京都府伝統産業優秀技術者表彰を受けました。
蔵の美では、査定,鑑定,だけでも大丈夫ですのでご気軽にお問い合わせください‼