倉敷市児島のお客様宅に出張買取を致しました。
お客様のご主人のお父様が生前趣味で集められていた色々な焼き物があり、花瓶,壺,皿,ぐい吞み,湯呑,鉢,煎茶器,等を売却したいと言う事で出張査定し買取を致しました。作家や土味また焼き上がりで査定価格が変わり、良い作品には、やはり良い土が使われています。本日お伺いしたお家では、金城次郎先生の作品があり作風が非常に良くさすが人間国宝でした。
評価も高評価させて頂き、買取価格にも納得して頂き喜んで頂きました。
■金城次郎(きんじょう じろう)(1912~2004)
壺屋に生まれ、壺屋焼の伝統をもとに、天性の資質を花開かせた金城次郎は、普段使いの焼物作りに主眼をおき、多彩な技法を駆使して、独特な作品を作り出してきました。大阪日本民芸館では、昨年12月に92歳で没した沖縄を代表する陶工、人間国宝・金城次郎の業績を偲び、精選された作品約170点を展示しています。今回追悼展示する作品は、多くの代表作が生まれた昭和40年代の壺屋での仕事で、彼の大らかな個性が余すことなく表現されています。好んで描いた魚の図案について「沖縄は島国で周囲は海だからね。海の生物をテーマにした」「写実ではなく自然だよ」と語っています。線彫り技法から生まれる魚文や海老文は、力強さと躍動感に溢れ、金城次郎の真骨頂とも言えるものです。
略年譜
1912年 12月3日、沖縄県那覇市与技1313番地に生まれる
1924年 新垣栄徳の製陶所で陶器見習工として働く
1946年 1月壺屋に仕事場をもち独立
1981年 勲六等瑞宝章受賞
1985年 重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定される 昭和60年度沖縄県功労章受賞
1993年 勲四等瑞宝章受賞
2004年 12月24日死去 享年92歳